NVIDIAのGPUを搭載したWindowsのパソコンを使用していて「NVIDIAコントロールパネル」を開きたいと思っても開けないという不具合が多数報告されています。
本記事では、同症状でお困りの方のために解決策をご紹介していきます。Windows10でこの症状は確認されていますが、新登場したWindows11でも起こる可能性があります。
確実:Windowsを再起動

Windowsを再起動すればNVIDIAコントロールパネルが起動できる可能性は高い
Windowsを再起動すると、再起動後はNVIDIAコントロールパネルを確実に起動できます。どうしてもパソコンをシャットダウンできない状況以外はとりあえず再起動を試しましょう。
ただし、NVIDIAのGPUの不具合あるいはNVIDIAコントロールパネルのアプリケーションに不具合が潜在している場合は、GPUの交換やNVIDIAコントロールパネル自体を再インストールする必要があります。
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GPUのリソースを消費するアプリを終了する

タスクマネージャーでGPUリソースの消費具合を確認しよう
GPUのリソースを大幅に消費しているソフトを起動しているとNVIDIAコントロールパネルが開けないときがあります。そのアプリを一度終了してGPUのリソースに余裕を持たせた状態でNVIDIAコントロールパネルを起動しようとすると、うまく起動できる場合があります。
主に3DCGソフトやadobeソフト、高グラフィックなゲームを使っている際にGPUをがっつり使っている状態だとうまく開けない時が頻発する傾向があるので、ソフトを終了させて試してみてください。
上記2つの対策で解決するが根本の解決に至らず
私の手元デバイスでは、上記2つの対策のどちらかで基本的にNVIDIAコントロールパネルを起動できます。しかし、定期的にNVIDIAコントロールパネルを開くことができない症状に出くわすため、根本の原因解決には至りませんでした。
ドライバの更新・再インストールをしても完全に復旧しない可能性もあるので、GPUとアプリのどちらかの不具合ということも考えられます。NVIDIAのGPUは高頻度で新商品が登場しており、周辺環境(ソフト周り)の高頻度のアップデートも期待できます。現状は、上記2つの対策で応急処置をしつつ、定期的なアップデートで解決するのを待とうと思います。