この記事ではiPhoneでAppのバックグラウンド更新をオフにしたときアプリの通知が受け取られるか紹介したいと思います。
結論から言って、Appのバックグラウンド更新をオフにしていても、アプリ類の通知を受け取ることが可能です。
Appのバックグラウンド更新機能とは
Appのバックグラウンドの更新機能とは何かを説明する前に、アプリの一時停止状態について説明します。
何かアプリを起動していてホームボタン(ホームバー)を押し別のアプリに切り替えると、起動していたアプリは破棄されることなく一時停止(バックグラウンドで待機)状態になります。
下記画像だと「Yahoo」アプリや「Youtube」アプリはバックグラウンドで待機している状態になっています。
ここで、Appのバックグラウンドの更新機能とは、この一時停止(バックグラウンドで待機)状態時に、アプリを更新してくれる機能になります。
例えば、「地図」アプリを起動後にアプリを一時停止状態にして、現在地から1km先まで歩いたとしましょう。
このとき、Appのバックグラウンドの更新機能をオフにしていると、アプリを再び起動しても起動した直後は1km前のマップを表示しています。
ですが、Appのバックグラウンドの更新機能をオンにしていた場合は、アプリが一時停止中状態でも定期的にアプリ内のデータを更新しているため、アプリを再び起動すると起動直後は新しい現在地を表示してくれています。
これだけ聞くと、Appのバックグラウンドの更新機能は便利だからオンにしていればいい!と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、頻繁にデータ更新を行うアプリ(ゲームや動画など)では、長時間放置しているとジワジワ電池を消費していく原因になります。便利ですが、電池の消費を抑えたいという人はオフにしておいた方が得策といえるでしょう。
参考:「iPhone、iPad、iPod touch で App を切り替える|Apple Support」
どうしてオフにしても通知が見える?
Appのバックグラウンドの更新機能をオフにしてもLINEなどのSNSアプリやそのほかのアプリでも通知を受け取ることができます。
結論から言うと、通知を受け取る場合はアプリが起動していない時でも受け取れる仕組みで動作しており、バックグランド更新機能とは全く無関係だからです。アプリを起動していない時でもSNSアプリやメールの通知は来ますよね!
もし、通知が見えない!という場合が起こったときは、それはAppのバックグラウンドの更新機能のせいではなく、通知設定かネットワークなどに原因があると考えられます。iPhoneの設定アプリから通知やネットワークの確認を行ってみてください。
Appのバックグラウンドの更新機能をオフにするには
Appのバックグラウンドの更新機能はiPhone開封時点でオンになっています。これをオフにしたい場合はiPhoneの設定アプリから「一般」を選択、「Appのバックグラウンドの更新」を選択します。
ここで、Appのバックグラウンドの更新をオフにするか、アプリを個々に設定することも可能です。すべてオフにするには「Appのバックグラウンドの更新」を押して「オフ」を押します。逆に使いたい場合は「WiFiとモバイルデータ通信」を押すとどんな環境でもAppのバックグラウンドの更新ができます。