今回のテーマは賃貸アパートの無料インターネットサービスである「FGBB」の通信容量の制限についてです。
無料のインターネットサービスなのに通信容量なんてあるの?と思われるかたも多いと思います。
「FGBB」の通信容量の実態と、それに関してサポートの方に問い合わせてみたのでその報告を紹介していきます!
FGBBとは
FGBBはファイバーゲート(株)が提供している賃貸アパート向け無料インターネットサービスです。

https://netfree.jp/service
光回線をアパートまで引いており、その回線の帯域を居住者達で共有しあう形でインターネットを利用することができます。
利用者はマンション・アパートに住み始めてから、Wifi機器の故意故障等以外で管理会社に料金を支払うことなく無料でインターネットを使い続けることができます。
ですが、今回のテーマである通信容量の制限は一体何を指しているのか?
通信容量の制限について
回線をアパートの居住者達で共有している関係で、誰か1人が膨大な通信トラフィックを使用すると他の利用者が快適にインターネットを利用できなくなる事象が起こります。
そのため、FGBBでは入居者の通信トラフィックを監視し、P2P通信といった膨大な通信を行っているユーザに対し、通信の制限をかけることがあるそうです。
この対策の一環として、FGBBでは各入居者に対して1日あるいは1月単位で平均通信量を監視し、一定の通信容量を超えた入居者に通信の制限をかけることがあるそうです。
※入居時にもらう入居者ガイド等に記載されています。
「一定の通信容量」という表現は曖昧で分かりづらいですが、入居しているアパートやマンションなどで異なる通信容量基準が設定されており、入居者ガイドやサポートセンターで確認することができます。
実際の基準は?サポートへ問い合わせたところ
サポートへ通信容量の制限や基準について確認をしてみました。
制限の基準に関して回答では、住んでいるアパート等で基準値が異なりますが、1月平均30GBあるいは50GBの使用を超えると制限をかけることがある。という曖昧な回答しか得られませんでした。
おそらく、他にもいくつかの基準があり、その項目の内の1つであると予想できます。
また、P2P通信のような膨大なトラフィックを要する通信を行っていると制限をかける可能性が高いそうです。
類似の制限は他の回線業者でも行われています。
NURO 光で通信制限がかかることはある?P2Pの問題点を徹底解説|NURO
制限の内容ですが、インターネットの遮断ではなく、帯域が絞られて通信速度が低下するとのことでした。
スマートフォン利用時に通信容量を超えたときと同じ現象といえます。
利用者はどのような使い方をすれば良いか
SNSやネットサーフィンでの利用では、特に何も意識せず利用しても問題ないと言えます。
どちらも利用時の通信量はたかが知れているからです。
問題は動画視聴とP2P通信にあると思います。
P2P通信に関しては利用している人の声をあまり聞きませんが、しない方が良いでしょう。
動画視聴に関しては、4KやフルHDの動画を毎日10時間以上たれながしていると、かなりの通信量が発生するので注意が必要です。
長時間視聴したいという方は、動画の画質を落として見るなど工夫が必要になってくると思われます。
まとめ
無料のインターネットサービスである「FGBB」ですが、通信容量の使いすぎで帯域制限を設けられることがあるそうです。
また、入居者間で帯域をシェアしながらネットを利用する特性上、みんなが利用する夜間では通信速度が遅いという問題もでてきます。
個人的な見解としては、SNSやネットサーフィンでの利用をFGBBで利用し、動画視聴などは別の通信サービスを利用する。あるいは回線工事で別の回線業者の光通信サービスを使いたいと思っています。
特にリモートワークやオンライン授業などが注目を浴び、安定した通信インフラは利用料金より重視すべきだと改めて感じることができた今日この頃でした。