Chromeを使用していて、ファイルをダウンロードしようとしたときにダウンロードが始まらない、あるいはダウンロードが一向に進まないことが時々起こります。原因は様々なことが考えられますが、今回はWindowsにおけるChromeでダウンロードがうまくいかないときの対処法や確認すべき点について紹介していきます。
私の環境での再現や実体験を基に紹介するので、すべての事象に対応できるとは限りませんが、解決につながれば幸いです。それでは紹介していきます!
目次
注意!ダウンロードは連打しない
初めに注意点として、ダウンロードが進行せずダウンロードが始まってないと思って、ダウンロードボタンを連打してしまうと、裏でダウンロードの処理が溜まっていきます。
ダウンロードが止まる原因が解消されたときに、連打した回数文のダウンロードが実行されてしまう可能性があるので、1、2度押してもダウンロードが始まらない場合は以降の項目の確認事項、対策を行ってみてください。
次項で詳しく紹介しますが、現在のダウンロードキューを確認するには、ブラウザの右上「・・・」ボタンから「ダウンロード」を押すか、「Ctrl + j」で確認することができます。
まずはダウンロードタブで状況を確認
まずは、Chromeのダウンロードタブを開いてダウンロード状況を確認してください。これによって、ダウンロードがそもそも始まっていないのか、ダウンロードは始まっているけど、途中で止まっているのか確認することができます。
Chromeのダウンロードタブの開き方ですが、Chromeウィンドウの右上にある「・・・」(縦ポチ)ボタンを押して、「ダウンロード」を選択すると新規タブにて過去のダウンロード状況を確認することができます。
既にダウンロード済みの場合は「フォルダを開く」ボタンが表示されますが、ダウンロード中の場合はダウンロードの進行状況がバーで表示されています。
また、ダウンロードがそもそも始まっていない場合には、リストに表示されないため、再度webサイトにアクセスしてダウンロードが開始されるか確認します。
Chromeがフリーズしている場合はタスクキル
ダウンロードが始まらない、あるいはダウンロードが途中で止まっている場合に、可能性の1つにChromeのフリーズが考えられます。特にChromeは複数のタブを開きながら作業をすると、多くのメモリを消費してしまうので、多数のタブを開いている場合はタブを減らしてメモリの解放を行ってみましょう。これによりダウンロードが開始されることがあります。
実際に、パソコンのメモリをどの程度消費しているか確認するには、上記画像にもあるようにタスクマネージャーを開いて確認することができます。
タスクマネージャーの開き方は複数ありますが、「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押すか、画面左下にある「スタートボタン(Windowsマーク)」を右クリックして、項目の中のタスクマネージャーを選択することが開けます。
初めは簡易表示されていることがあるので、「詳細」を押すと、上記画像のようにアプリのメモリの使用状況を確認することができます。
メモリの欄のパーセンテージが100%に近いほど、パソコンの動作は重くなり、Chromeも動作が遅くなることにつながります。
また、Chromeがフリーズしてしまった場合には、バツボタンを押しても閉じることができなくなるため、タスクバーからChromeの項目の上で右クリックして「タスクの終了」を押すと、強引に終了させることができます。
タスクの終了後は、再度Chromeを起動してダウンロードサイトに移動し、ダウンロードが実行可能か確認します。
セキュリティソフトを確認する
上記を試してもダウンロードが始まらない場合には、セキュリティソフトがダウンロードの実行をストップしている可能性があります。
信頼性のないサイトからのダウンロードであれば、ウイルスの可能性を考慮してセキュリティソフトが裏でタスクをストップさせることがあるので、どうしてもダウンロードしたい場合にはセキュリティソフト一時的に機能オフにするか、別サイトからのダウンロードを模索してみてください。
また、セキュリティソフトが裏で動作してパソコンが重くなり、ダウンロードがうまくいかないことがあります。上記で紹介したタスクキルによるメモリ解放を行って、その後再度ダウンロードが実行可能か確認してみてください。
パソコンの再起動
これもメモリ関連が原因で、Chromeの動作がうまくいかない場合の対処法になります。パソコンを再起動することで、リフレッシュした動作の軽い状態でダウンロードが再びできるか確認します。
基本的に、Chromeは起動したままパソコンを再起動しても問題はなく、起動後に開いていたタブを再度表示してくれます。また、表示してくればい場合でも、履歴から開いていたタブを一斉に開くことが可能となっています。
ダウンロード途中で再起動を行うと、ダウンロードが途中で止まります。そのため、ダウンロードタブを再度開いて、「ダウンロードを再開する」を押して途中で止まったダウンロードを再開してください。
ダウンロードが可能なサイトか確認する
Chrome側に原因がない場合は、ダウンロードするサイトに何らかの原因があることが考えられます。考えられる原因は下記のものがあります。
・ダウンロード用のサーバーが停止・混雑している
・ダウンロードの期限が切れていてダウンロードができない
・ダウンロードリンクの有効期限が切れている
・会社や学校のネットワークで制限されている
・特定のIPアドレスはブロックされる
ダウンロードページに関連情報が必ず記載されていると思うので、そちらを確認し上記項目にヒットしないか確認をしてみてください。心当たりがある場合は、こちらの原因ではなくダウンロードサイト側に原因があるため、代替のものをダウンロードするか、回避策を調べてみてください。
自分のネットワークに問題がある
ダウンロードしようとしているファイルのサイズがギガバイト級の大きいものだった場合に、ネットワークで制限をかけられている可能性が無いとは言い切れません。
例えば、1か月に定額の通信容量が設定されている場合、当月に既にその容量を超えてしまうと、低速のネットワークに切り替わってしまいダウンロードがほとんど進まないという状況が起こりえます。
他にも、マンションやアパート等の集合住宅では、ネットワークの帯域を共有しあって通信を行うため、平日の夜間や休日などでベースとなる通信速度がかなり低速になってしまうこともありえます。そういった場合は、ネットワークが混雑しない時間を見計らってダウンロードを試してみてください。
もし、自分のネットワークの通信速度が元々遅い等あれば、自回線のネットワークで同様にダウンロードで困った事例が報告されているかもしれないので、原因・対策を検索してみてもいいかもしれません。
まとめ
上記が原因・対策として考えうるものになりますが、これ以外にも様々な要因でダウンロードがうまくいかない場合があります。
そのような場合には、代替手段として別のWebブラウザや別のネットワークでダウンロードを試行してみてください。
上記で挙げた、ダウンロードできない原因・対策を下記に再掲します。
・注意!ダウンロードは連打しない
・まずはダウンロードタブで状況を確認
・Chromeがフリーズしている場合はタスクキル
・セキュリティソフトを確認する
・パソコンの再起動
・ダウンロードが可能なサイトか確認する
・自分のネットワークに問題がある
皆様のChrome環境下でダウンロード問題の解決につながれば幸いです。